先日の、「規則性を持たせて壁を白・黒にしています」の話です。
白い壁を基本として、下の平面図で赤と青で囲っている部分を黒い壁にしています。
まず赤く囲った部分の黒い壁についてです。
この住宅は二世帯住宅です。二つの世帯が適度な距離を保ちつつも大きな家族としての繋がりを大切にしたい、という意味を込めて、二つの世帯を繋ぐように黒い壁を配置しました。世帯間を往き来したり、各部屋に入ったりすると黒い壁がつながっている(家族が繋がっている)のを感じることを意図しています。
もうひとつの青く囲った部分の黒い壁についてです。
こちらは単純明快。生活のスペースと仕事のスペースの境界を表現するための黒い壁です。

【2階平面図】

【1階平面図】
本日の現場です。ビニールクロス貼りの内装工事が本日終了しました。
↓子世帯のLDKですがまだゴチャゴチャしています。キッチンのレンジフードは以前取り付けましたが、取り付け高さが気に入らなかった事とクロス貼りの関係で今は取り外しています。

↓2階親世帯の寝室です。

↓1階トイレです。床はプレーンな50角のタイル貼りです。目地は濃いグレー。クリーニング前なので汚れてますけど。

↓2階トイレです。1階トイレもそうですが手洗を別器具として設けず、便器のタンクに手洗が付いているタイプにしました。ローコストとエコロジーの意味で。

↓事務所に行く階段です。ここは壁、天井が全て黒です。ここだけ別世界?(しかもこの階段の入口は分かり難い所にあります)

明日は建具の塗装を始めます。